この記事を書いているまさに今日!
Nintendo Switchが発売されました!
おめでとう!
おそらく皆さん、ゼルダを買うと思うんですが、ここでは同じくローンチタイトルの一つ、「いけにえと雪のセツナ」を紹介します。
(ほんとは発売前に書きたかったけど忘れてた)
どんなゲーム?
もともとPS4とPSVItaで発売された、ドラクエやFFでおなじみのスクウェア・エニックスの子会社、「Tokyo RPG Factory」が、「あの頃、みんなRPGに夢中だった。 とりもどそう。ボクたちのRPG――。」というコンセプトで作ったRPGです。
このコンセプトのとおり、まさに純国産RPGといった雰囲気です。
スーファミやPSの時代に戻ったような感覚になります。
ストーリーも、魔物を鎮めるために いけにえ である少女と、護衛である主人公が旅をするというシンプルながら王道なもの。
「今から死ぬために旅をする」というストーリーに、しんしんと積もる雪が合わさって、なんとも言えない せつなさを感じるゲームです。
システム
戦闘
戦闘は、ドラゴンクエストのようなコマンド式ではなく、アクティブタイムバトルです。
公式にも書いてますが、クロノ・トリガーのシステムをベースに作られています。
つまり、普通のコマンド式のシステムに、時間で溜まっていくゲージ(ATBゲージ)が追加されて、ゲージが溜まったキャラが行動できるというシステムです。
ゲージを溜めている間も敵は問答無用で攻撃してきますし、ゲージが溜まるまで回復したりもできないので、結構緊張感があります。
刹那システム
このゲームオリジナルのシステムとしては、「刹那システム」というのがあります。
これは、ATBゲージの他に「刹那ゲージ」というものがあって、そのゲージが溜まった状態で技の発動タイミングに合わせてボタンを入力すると、追加効果が出るというもの。
単純にダメージが増えるものもあれば、回復やクリティカル確定など様々な効果があります。
連携
クロノ・トリガーのシステムをベースにしていると書いたとおり、連携技を出す事もできます。
ATBゲージが溜まったキャラが複数いる時に、対応する技があれば出す事ができます。
単純に強いのでよく使うんですが、連携に参加したキャラはまたATBゲージを溜めなおさなきゃいけないので、何も考えずに連発してるとちょっとキツい時があるかも。
法石
敵などから入手した素材を、色んな町に存在する「魔導商会」に渡せば入手することができます。
いわゆるスキルみたいなもので、この法石を装備することで技を覚えたり、ステータスを強化したりすることができます。
法石の装備枠は、レベルが上がることで増えますが、法器を装備することでも増やすことができます。
この法器自体にも様々な効果が付いているので、どうせなら装備した方がいいでしょう。
また、法器に装備した法石は、「昇華」と言って、付加効果が付く場合があります。
マップ
マップは最近よくあるオープンワールドな感じではなく、昔ながらの見下ろし型。
パーティメンバーが後ろをくっついてくるやつです。
町などもマップにそのままあるわけではなく、シンボルに触れると町のマップに移動するタイプ。
ダンジョンも同じです。
戦闘に関しては、エンカウントしたら戦闘画面には移動せずに、その場にステータスやゲージが現れて、シームレスに戦闘に移行します。
昔ながらのRPGなので、もちろん飛行船も登場します。
キャラクター
キャラクターのデザインもシンプルで王道な感じ。
もちろん主人公は喋りません。
無口なうえに仮面を付けているので、感情移入がしやすくなっています。
ヒロインではなく、主人公にネコミミがついています。
ヒロインのセツナも、もちろんかわいいんですが、俺の一押しはクオンちゃん。
(© 2016, 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. いけにえと雪のセツナ | SQUARE ENIX)
褐色好きでボーイッシュな子が好きな俺が好きにならないわけがなかった…
クオンちゃんを見て私はこのゲームの購入を決めました。
他にも大剣を使うかつての「いけにえ」の護衛だった男とか、ショタ魔法使いとか、破れたタイツの上に鎧を着けた女騎士団長とかいるんですが、欲を言えばもうひとりくらいキャラいてもよかったんじゃないかな?
スイッチ版追加要素
てっきりただの移植だと思っていたんですが、「時の闘技場」というのが追加されるようです。
オンライン対戦のモードみたいですね。
ただリアルタイムで戦うわけではなく、相手のデータを使ったAIと戦うモードみたいです。
勝つと相手の法石が貰えるみたいです。
総評
感想としては昔ながらのRPGが好きな人が押さえておいてもらいたいポイントは大体押さえられているし、音楽も、画も、雰囲気も、とても良い。
ただあまりにもスーファミやPSの頃のRPGにしよう!としすぎて、あの頃溢れかえっていた凡作になってしまっている感は否めない。
ストーリーも意外と短かったし、クリア後の要素も(気付いてないだけかもしれないけど)ほとんどないっぽいのでちょっとボリュームも足りなかったかな?
ただ「超大作ではない」というだけで、十分におもしろいゲームです。
公式サイトに行って、「良い雰囲気だな」と思った人は大抵好きになれると思います。
コンセプト通り、最近ではあまり見かけなくなってしまったRPGなので、あの頃の雰囲気に浸りたい人には是非にオススメ。
小中学生とかなら逆に新鮮に感じるのかな?
ストーリーがあまり長くないのも、あの頃ゲームをしていた忙しい社会人でも合間合間にプレイしてクリアできるという点ではむしろ良い点なのかも?
ワールドマップの隅の方に、開発者の村という小ネタがあったのは個人的に好印象。