ナウシカを連載当時から知ってるようなおじさん達はもちろん知っていると思いますが、知らないジブリファンに是非ともオススメしたいのがこの「シュナの旅」
ナウシカの原作と同時期に連載されていた短編です
ナウシカの世界をアシタカとヤックルが旅をする…そんな雰囲気の本です
谷あいの貧しい小国の後継者シュナが、助けた異国の老人から聞いた「黄金の穀物」を求めヤックルと共に旅に出る。
旅先で出会い、奴隷として売られそうになっていたテアという少女とその妹を助け、シュナはついに「黄金の穀物」があるという西にある大地の果て、神人たちの土地にたどり着く
あらすじはこんな感じになっています
そうです!ヤックルはこれに出てくるのが最初なんです!
ストーリーはナウシカでももののけ姫でもないんですが、世界感はナウシカそのもの
神人の土地は腐海そっくりで、着ている服や銃なんかもそのまんまです
この作品にも原作がありまして、チベットの「犬になった王子」という民話が元になっています
ほんとは宮崎駿監督は「シュナの旅」もアニメ化したかったそうですが企画が通らなかったらしく、叶わなかったようです
その代わりにナウシカやもののけ姫ができたとも言えるかもしれませんね
ナウシカ自体には原作がありますが、「原作の原作」とも言える「シュナの旅」
文庫本ですが絵本のようにフルカラーのイラストに文章が入っているので、すごく読みやすいです
淡い色で描かれた「シュナの旅」の世界に、どっぷり浸れます
ナウシカのような「宮崎駿の世界」が好きな方は一度は読んでおくべき作品だと思います